NOVAIA
by Vaona family&Marcello
ノーヴァヤが叶える
40万年前の正規継承葡萄
ヴァルポリチェッラの物語
《中央左がノーヴァヤ本社、兼、歴史的邸宅》
ヴァルポリチェッラの丘陵地帯の最も高台の日当たりの良いエリア。 マラノ渓谷にあるマラノディヴァルポリチェッラは、 ヴァルポリチェッラクラシカの真珠と讃えられている。 マラノ渓谷の土壌は古代からの火山性土壌。
ヴァルポリチェッラ クラシコの宝石葡萄。
古くからワインをつくっている特定地域のワインのみがクラシコを名乗ることができる。
ヴァオナ家は、15世紀からこの地に住みました。
19世紀の終わりにパオロ・ヴァオナは葡萄栽培からモノポールとしてボトリングと販売を開始。 1973年に会社名をNOVAIAと命名。 セサーレとジャンパオロ・ヴァオナは子供たちのマルチェロとクリスティーナと 共に今も継承を続けています。
現ワインメーカーのマルチェロはサンミケーレオールアディジェで修行の後、 パリ農学大学を卒業し世界中のワイナリーで醸造を体験し、現在は環境協会 テラヴィヴァ(FIVI)の会長を務める、自然環境推進派の第一人者となっている。
マルチェロがノーヴァヤに参加してからすぐに全ての畑を有機に転換しています。
生産本数は僅かな5万本、アマローネ、リパッソ、レチョート等 高級で高品質なワインを主に生産している少量生産の優良メーカー。
ワインメーカーのマルチェロとご子息
イタリアが誇る、
イタリアの最高傑作
パシート製法。
100%手摘み
そのまま部屋干し出来るように、木の入れ物に入れワイナリーへ
フルッタイオ(ドライ乾燥室)で水分をゆっくり飛ばす部屋干し葡萄。
ベローナ独特の伝統の乾燥葡萄、伝家のパシート製法。 フルッタイオ(ドライ乾燥室)にて、4~5か月間もの長期期間部屋干しされる。 日光に当てず、熱を避けて、日陰で干すのがパシート製法の基本。
パシート製法の分類。
アパッシメント
陰干しの意味。2週間以上の陰干しと6か月以上の熟成が必要。 イタリアほぼ全土で製造されており地域により使用葡萄は様々。 ヴェローナでは、コルヴィーナ種がメイン葡萄となっている。最近はバルバレスコでもアパッシメント製法のワインが造られておりますが、 本家ヴェローナのアパッシメントは人気が高い。
アマローネ
陰干し期間:3-6ヶ月。熟成:2年以上の樽熟成+6ヶ月以上の瓶熟成
葡萄品種:コルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラの使用は必須。
レチョート
1990年に甘口をレチョート、アマローネを辛口とワイン法により分別された。 アマローネDOCGそのもののワイン法と同じ。
リパッソ
ヴァルポリチェッラにアマローネの搾りかすを入れると再発酵していくワイン。
品種:コルヴィーナ45~95%、コルヴィノーネ最大50%、ロンディネッラ5~30%、
その他の赤ワイン用に規定されている葡萄最大で25%(但し、1つの品種で最大10%)
共通して貴腐菌が付着する葡萄はコルヴィーナ種のみ。
ノーヴァヤ マルチェロが作り上げる
完全無欠なる無農薬栽培
完全無農薬、100%手摘み、多様生物、植物との共生。 蜂は自然度のバロメーター。大切な女王蜂への密は農薬を撒かれた畑の密は決して取らない。 蜂はきれいな水を好み、自然の草花の蜜を求めて飛び交う。環境が悪ければ蜂は棲みつかない。 自然派のワイナリーでは畑にとって蜂は有益な昆虫として認識されている。
葡萄の樹の最前列に薔薇を育てるのは 薔薇は最も繊細で菌に弱い。
ウドンコ病などでは葡萄より、薔薇が先にダメージを受けるのでセンサーの役割りを果たしている。 薔薇のダメージ直後、葡萄への菌に対する処置が出来、葡萄を守る事が出来る。
自然酵母から低温長期発酵に醸されたワインは亜硫酸の発生も少ない。
また、亜硫酸の添加自体も極微量で、自然の味わいを最大限尊重している。
亜硫酸の添加はオーガニック認定の使用制限値の半分以下で済む。
亜硫酸以外の添加物はもちろんゼロだ。
ワインが還元して臭くなってしまっては元も子もない。
過剰な添加はワイン本来の魅力を殺してしまう。
だから、限りなくギリギリでクリーンでピュアなワインを実現している。
マルチェロが造るワインは、古典的な歴史と、現代ワイン醸造が 完全に溶け込んだ不思議なワインだ。
化粧の一切を必要としない、自然に最も近い状態のクリーンな ヴァルポリチェッラ クラシコ。
15世紀からのヴァオナ家の継承者は、現代においても追及を怠らず進化し続けている。
レチョートの源流と言われる
アシナティコは紀元前500年前後
歴史的にはレチョートの歴史はレチョートの源流と言われるアシナティコが 紀元前500年前前後ローマ皇帝に献上されていた、途方もない歴史があるワイン。 アマローネがこの世に生まれ出たのは1930年と案外浅い。
ヴァルポリチェッラクラシコ。
ヘミングウェイはヴァルポリチェッラワインを大いに賞賛していました。 彼がヴェネツィアにいたとき、彼は1日に数リットルを消費したと言われています。 ヘミングウェイは彼の小説「河を渡って木々へ」(1950年)で、それを次のように説明しています。
ヴァルポリチェッラクラシコの葡萄の存在は、VitisSilvestrisとVitisSativaの祖先である Vitis ampelophyllumと言う葡萄の葉の化石の発見によって証明されたように 、先史時代 (40万年前)にまでさかのぼります
ベローナ葡萄40万年前の葡萄の化石のエビデンス
枠内はヘミングウェイ記述とは無関係。
Vitis ampelophyllum、 始新世、モンテボルカ、ヴェローナ、イタリア、 78mm。
人間の先祖ホモ・ハイデルベルグエンシスが野生の葡萄を集めて食べていた
file:///C:/Users/skaw/Downloads/Aux_origines_du_vin_Du_mythe_a_la_recherche_archeo.pdf
↑参考文献 (ヘミングウェイの話しではない) 先史時代とは歴史と言う以前の時代40万年前。
Vitis Vinifera Sativa栽培の証拠(ワイン生産に適している)は、 「Vitis Raetica」の葡萄の種が多数見つかった、
ローマ時代以前のArchi di Castelrotto(ヴェローナ北部からカステルロットへの入口)の集落 で見つかりました(紀元前7世紀にさかのぼります)。 「VitisRaetica」という名前は、ローマ時代に、ロンバルディアやチロルを含むドナウ川から グリンソン州まで、ヴェローナまで広がった地名ラエティアに由来しています。
その後のヴァルポリチェッラでの葡萄栽培の痕跡は、特別なブドウ乾燥技術で得られた ヴァルポリチェッラワイン(「アシナティコ」と呼ばれる)が皇居のテーブルに 提供されたローマ時代にまでさかのぼります。
「冬の必需品、葡萄の冷たい血」と定義されている多くの作家や詩人によって祝われている アシナティコは、レチョートワインの祖先と見なすことができます。
ローマ人の間で葡萄の乾燥技術が普及したことの確認は、カリアーノのサンピエトロ村とフマーネの 村の間にあるアンブロサンと呼ばれる場所でローマ時代の別荘(紀元前2~3世紀) が発見されたことです。陰干しワインを生産するための葡萄の乾燥プロセスに使用される 床下暖房システムを備えています。
歴史の後半では、多くの作家がヴァルポリチェッラとそのワインを賞賛し、 多くの大臣が葡萄の木とその栽培をここで保護する必要性について法制化しました。
アマローネワインの起源は、最近のものです。物語は、1930年代の終わりに、ワインメーカー が忘れられたレチョート樽を見つけたことを物語っています。
忘れられたレチョートの1樽が放置され、発酵の極限に達していました 発酵中のワインを味わったとき、彼は「これはアマーロではなく、アマローネです!」。と叫んだ。 アマローネの紹介が続けられ、そのワインは、甘いワインではなく、味の柔らかなドライワインでした。 このようにして、ヴァルポリチェッラを世界的に有名にしたワイン、アマローネが誕生しました。
ヘミングウェイは小説家でもあり
ワイン歴史研究家でもあったようです。 また、ヴァルポリチェッラワインを
こよなく愛するワインラバーであり
ヴァルポリチェッラワインの伝道師の
ような仕事も兼ねていたようです。
人間の先祖、原人属のホモ・ハイデルベルグエンシスは60万年~40万年前 良く耳にするネアンデルタールは、その後、ホモ・ハイデルベルグエンシスから進化して4万年前に 絶滅したとされている旧人属。※諸説あり
我々と同じに属されている、新人属 ホモ・サピエンスは10万年前に産まれたとされている。 ヴァルポリチェッラ葡萄を語る時、原人属のホモ・ハイデルベルグエンシスにまで遡る事になります。
ヘミングウェイからのメッセージ
Drinking wine was not a snobbism nor a sign of sophistication nor a cult,
it was as natural as eating and to me as necessary
ワインを飲むことは気取っているわけでもなく、洗練されていることの証でもないし、カルトでもない。
自分にとっては食べることと同じように自然だし、必要なものなんだ。
アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ 1899年7月21日 - 1961年7月2日