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Chateau Fougas
STORY
by Jean-Yves-Beche&Michelle
徹底した選果を行った後、区画ごとに自然酵母で発酵が行われる。
それは、私たちが生きている
この土地を未来の世代に
引き継ぐことにも繋がる。
シャトーフーガの歴史は18世紀に始まり、当時の測量士により葡萄畑に囲まれるシャトーの一枚絵が残されている。
現在は当主のジャン・イヴ・ベシェ氏と奥様のミシェルさんにより有機栽培とビオディナミ農法によって、テロワールを忠実に表現した高品質なワイン生産を行っている。
「タールよりもバイオレットを、凝縮さよりもフィネスを探し、流行には遠いが大地に近い、健康的で上質でエレガントな本物のワインにを求めている」とジャン=イヴは語る。
22haの畑の土壌は水や風による浸食された崩積土で、石灰岩の母岩(フロンサックラ
モッセと呼ばれる)に、砂と砂利、青い鉄分を含んだ粘土質(スメクタイトsmectite)が
組み合わさった表土を成している。青い粘土質土壌はワインにしなやかさと洗練された
タンニンを与え、石灰岩がバランスを与えていると言う。
また、畑は丘にあるため東西に流れる2つの小川によって自然な排水が行われる。
作付け面積はメルロ―80%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%で平均樹齢は25年。
徹底した選果を行った後、区画ごとに自然酵母で発酵が行われる。
「それは、私たちが生きているこの土地を未来の世代に引き継ぐことにも繋がります」
新しい醸造方法にも意欲を燃やし、最近ではアンフォラによる熟成にもチャレンジし
ているらしい。保守的でクラシックなシャトーが多いボルドーにおいて、温故知新を
体現するなんともパワフルで先見性があるシャトーではなかろうか。
当主のジャン・イヴ・ベシェ氏と
奥様のミシェルさん
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