Mas Llossanes

by Dominique Génot,Languedoc-Roussillon

最強の武器を得た忠実な
ビオデナミックの天才醸造家

エマニュエル・ルジェ(ブルゴーニュの神様と呼ばれるアンリ・ジャイエ氏の甥)のもとで醸造学を学び、ボルドー大学で農業学士号を取得。
サンテミリオン第一特別級A級のシャトー・シュヴァル・ブランのテロワール研究やマルゴー村のシャトー・ジスクールで醸造チームとして活躍、ジスクールが買収したカイアロッサの醸造責任者としてわずか26歳で異例の大抜擢を受け着任した一種の天才。


就任するや全ての畑をビオデナミック農法に転換。
醸造責任者としての10年ちょっとの間にカイアロッサを、今や押しも押されぬスーパータスカンの一員に押し上げた、未だにカイアロッサの醸造責任者はドミニクだと思っている業界人は多い。

2013年に退職し帰国、2016年にコート・カタラン、ピレネー山脈の山ろく地帯、カタランヌ国立自然公園の程近くに陸に浮かんだ
孤島のような地形11haの円錐形の標高650mの頂上の40年~80年の古樹葡萄畑を取得。マス ヨッサンヌを立ち上げた。
1940年からの葡萄畑、花崗岩土壌、テロワールの恩恵を最大限に受け、
ドミニクの自然農法、ビオデナミック農法にとって願っても無い最高の土地だ。

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圧倒的な
古樹葡萄の魅力

ちまたのワイン業界で、近年様々な勉強会が行われている。
発信元は不明だが古樹に対する疑念視の意見が近年多いようだ。
古樹葡萄が優れている、凝縮感が出ると言うのはあまり信憑性が無いと言う…
それは、本質を知らないと言わざるを得ない。
そんな話しを耳にしたら、ドミニクは呆れかえって、ふんずり返ってしまうだろう。

例えばここには70年樹以上のカリニャンがある。
カリニャンの特徴は、若い葡萄はタンニンが暴れまくるほど荒々しく、
まるで突っ張ったヤンキーのような葡萄、年を取っていくほど角が取れて行き、円熟味、円み、芳醇、偉大感が出てくる葡萄で知られる。
原産はスペインアラゴンのカリニェナだ。スペイン、アラゴンに近いフランスルーション地区は古くからカリニェナを育てて来た。


最も晩成で1本の木からの収量は最も多く、菌に弱く育てにくい葡萄で知られている。
私たちが最も驚いたのは、まさしくカリニャン100%のピュー・カリニャン。
こんなカリニャン100%ワインは知らなかったし体験したことが無かった。

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まるで5大シャトー張りの風格と、醸造方法からではなく、葡萄の熟度から来る果実味、ドミニクのセンスから来るだろう、バランス性と深みとエレガントさ。
このワインは70年以上の古樹葡萄からでしか作れないクオリティに間違いない。
私たちの今までのカリニャンの認識の領域を遥かに超えたワインだ。
若いカリニャンと、この古樹葡萄は樹齢により全くの別物のような葡萄の差になっている。


カベルネ・ソーヴィニヨンが葡萄の王と言われるが、この年老いたカリニャンはそれ以上の風格がある。
フランスのカリニャンと言うより、プリオラートのカリニェナの風貌がある。
カイヤロッサがスーパータスカンなら、このワインはスーパー・ルーションと言っても、おかしくない。


古樹葡萄に対して疑念を持つ若者は、あーの、こーの語る前に、このワインを嗜むべきだ。
きっと、鳥肌が治まらなくなるだろう。

伊達に天才とは言わない。実績、センスは確かに人並みからは完全に外れている。
特別な醸造家と特別な古樹葡萄、特別な標高の土地、聖なる空気、etc…
様々な最高の条件がここに集まり、この世の最高のワインを造り出せるテロワール。
奇跡では無く、きっと必然として、巡り合ったのだろうと感じた。
ドミニク・ジェノーは実に実直で、ラウル・ぺレスの様なオーラは放たない。
奥様のソレンヌ・ジェノーさんも、いつも丁寧で親切なメールをくれる。
高飛車だと思う事は微塵もなく、人間性の豊かさや幸せを感じさせてくれる。
こう言う人物が一番のし上がって行くのだろう。いや、そうあるべきで、そうあって欲しい。

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マス・ヨッサンヌのカリニャンの畑の中央にドルモンと言う新石器時代の5000年前の建造物がそのまま残されている。
Dolmen de la Baracaと呼ばれ、この地域の山岳部だけにドルモンは点在している。
歴史的な観点からは、ルーション地区で最たる貴重な遺産となっています。
エントリーレベルのワイン、「オー・ドルモン」はドルモンのある、カリニャン畑周辺で収穫した樹齢40年~60年の古樹葡萄から造られたワイン。
エントリーレベルとは言え、葡萄の熟度、ワインとしての風格、品格を兼ね備えた、
スーパータスカン張りの、スーパールーションワインと言える流石のドミニクワインに仕上がっている。

ドトレラの名前の語源は、この土地の領主が所有する城であった。

中世の時代、この城は聖なる城としてシャトー・ドトレラと呼ばれていた。
この高貴な威厳のある名前を "レゼルヴ "のキュヴェ「ドトレラ」に使用した。


この土地の偉大な歴史や、過去について、敬意と感謝を感じます。

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Mas Llossanesは「聖地」を意味し、13世紀にMas Llossanesに言及した痕跡が書かれている。
遠い過去より、この場所は常に神聖な場所。
標高650m、5000年前からこの地の山岳地に建てられたドルメン。
古代の宗教的なものを感じさせます。
中世からの聖なるシャトードトレラ。
この聖なる土地は、今、天才醸造家ドミニク・ジェノーによって、守られ、生き生きと神々しく存在を続けています。

 
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WINE

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Au Dolmen

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Dotrera

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Pur Carignan