Chateau Roubine
by Côtes de Provence CRU CLASSÉ
正真正銘の世界最高級
トッププロヴァンスが
とうとう正規で日本初上陸
フランス国内にクリュ・クラッセがあるのは1855年に出来たボルドーと1955年に出来たコート・ド・プロヴァンスだけ。
1955年23件のシャトーがクリュ・クラッセを与えられ、現在は5件除外され18件のみがクリュ・クラッセ認定となっている。
その中でも、今まで割り当てでしか世界へ流通してこなかった、秘蔵中の秘蔵ワインがようやく、日本初上陸を果たす。
最も古い歴史を持ち、他のクリュ・クラッセワインとは完全に逸脱した葡萄を用い、丁寧でセンスの塊のような世界最高のプロヴァンスワインらしく崇高で凛々しくも美しい特別なワインは、今まで主なワイン消費国に割り当てされ、日本には一本たりと割り当てられる事がなかった。
その名は
「シャトー・ルービンヌ」
シャトー ルービンヌは14世紀テンプル騎士団が所有しており、葡萄畑にはローマ街道が通っていた。その後、フランス革命により土地は分断され、幾つもの当主が変わり現オーナーはヴァレリー・ルーセル。
90haもの畑を所有し、全てがオーガニック認定で更にビオディナミ認定も2020年に取得している。
20年間毎年300万ユーロ以上を売上ており、世界の国々から予約だけで売り切れてしまう。
要するに従来の顧客分で売り切れてしまうから今まで新規の日本など相手にする量もなかったと言うわけだ。
オーナーのヴァレリー・ルーセルさんはファーストレディを絵に描いたような気品と風格を兼ね備えた方。
このシャトーに一目ぼれして、買収の金額を除外して、近代醸造設備を含む設備だけで1000万ユーロ投資したそうだが、無類の飛びぬけた名家のご令嬢だと伺える。
彼女は、『私はこの土地に呼ばれ、ルービンヌとの運命として招かれてここに来たのだ』と語る。
2005年~2008年までコート・ド・プロヴァンス・クリュ・クラッセ会の会長、マルセイユ・ワインビジネスの組織の副会長、レ・エレオノア・ド・プロヴァンス、プロヴァンスの女性経営者の会を立ち上げた。
1994年、シャトー・ルービンヌを買取りすぐに、スーズ・ラ・ルース大学でワイン醸造と栽培を学び、2008年修士号を取得。
栽培責任者には、ジャン・ルイ・フランコーネ。
醸造責任者にはピエール・ジェランとオリヴィエ・ナスルの両スペシャリストを抜擢し、現在シャトー・ルービンヌは総勢50名のスタッフで運営されている。
シャトーには50名のゲストが宿泊でき、プール、広大な庭、2つのスタジオと応接室、イベントホール、野外ステージ等が施され、7月17日にはオペラ・フェスティバル、8月14日には、ジャズコンサートがシャトー内の公園で開催されている。
シャトー・ルービンヌはその財力と圧倒的な情熱からなる、ずば抜けたセンスとクオリティでヴァン・ド・プロヴァンスの最高基準として尊敬され、敬われているトップワイナリー。
ライオンとドラゴンの紋章は
テンプル騎士団時代からの紋章
十字軍活動以降、いくつかの騎士修道会が誕生したが、テンプル騎士団はその中でももっとも有名なものである。
ローマ街道、通称「ジュリエンヌ」が現在の葡萄畑を通っており、戦略的な位置にシャトーが建立された。
14世紀の初めから知られていたシャトー・ルービンヌは、そのテンプル騎士団によって所有されていましたが、1307年にサン・ジャン・ド・エルサレム騎士団に売却され、15世紀には、プロヴァンスの様々な名家の特権と誇りになっていました。
紋章は、ドラギニャンの紋章であるドラゴンと、ロルグの紋章であるライオンという、この地域の歴史に紐づいた紋章。
恵まれた最高テロワール
松やオークの林に囲まれ、ヴァール県の中心部、ヴェルドンと地中海の間に位置する葡萄畑は、類まれなテロワールである。
生物多様性と自然な水捌け、argilo-calcareous marls(粘土石灰質泥灰土)のおかげで、高品質のワインを生産するための特権的な条件を備えている。
目から鱗
日本でもプロヴァンスの赤は今一人気にかけて、良い印象が無いどころかほとんど見ない。
プロヴァンスのイメージは、あの有名なネグレスコホテルを従えるコート・ダジュールと隣接する、タックスヘブン(無税国)モナコ共和国に移住してくる億万長者の住むエリアで、モナコレーシングともなれば世界中の桁が3つぐらい外れた金持ちが海岸線のボート用のポートに停泊し、停泊料だけでも1週間最低数百万円するボートの上でF1を楽しむ世界的に富豪が集まる場所。土地も高ければ、地中海さながら偉大さに欠ける軽快なワインが多く、富豪エリア独特のボトルにお金をかけた雰囲気だけ高級ワインと感じていた。
白も赤もあまり飲む気にならず、ロゼならなんとか…
なんて思っていた。
このワインを知るまでは。。。。
このワインをテイスティングして3日間、体の芯の心がしびれ続けていた。
葡萄もプロヴァンスのお決まり葡萄からは逸脱し、赤はカベルネ・ソーヴィニョン主体とシラー。
白はセミヨン主体、ロゼにはティブーランが使われている。
力強さと滑らかな熟度、何より偉大さを感じさせてくれる、これが本物の最高級プロヴァンスだと心から感じた。
取ってつけたように感じる名前や、派手なボトルもセンスの一部なんだろうが、この味わいはどのワインでも味わえないオリジナリティとセンスが詰まった感動的なものだ。
ボーヌやニュイの凄みの中にデリケートさや優しさを感じるものでは無く、優しさ、柔らかさ、気品の中に凄みを感じるワイン。
こんなお上品なワインは長いワイン人生で初めての経験だった。
目から鱗がボロボロと落ちるのを感じた。
日本にもクリュ・クラッセはある。
けど…
日本国内に2つのワイナリーのクリュ・クラッセが流通している。
しかし、日本にすでにあるクリュ・クラッセは従来のプロヴァンスの葡萄でサンソー、グルナッシュ主体 ロール、クラレット主体のものばかりだった。
MHDさんが17世紀創業のクリュクラッセのワイナリー「シャトー・ガルぺ」を買収したと言うニュースも記憶していた。
しかもシャトー・ガルぺはロゼ専門のワイナリー。
現在、モエ・エ・シャンドン・シャン・デ・シガル・スパークリングを発売。
MHDさんが展開するのはスティルかと思いきや、プロヴァンス・クリュ・クラッセのスパークリングだった。
ルービンヌにコンタクトしてテイスティング用サンプルをコスト持つから送ってほしい。
と、請求した後、不思議とスイスイ輸入にこぎつけた。なんという幸運だろう。
シャトー・ルービンヌは日本に輸入されていないタイプのトップ プロヴァンスを語れるワイン。
日本に初めて訪れた、真の王者と言える。
歴史も、葡萄も、造りも、テロワールも全てトッププロヴァンスワイン。
このワインの追従者はクリュ・クラッセワインであっても遠く離れた後方を走る、
完全独走状態のトッププロヴァンスワインだ。
躊躇ないビオディナミックへの転換
2020年シャトー・ルービンヌはデメテールの認証を獲得している。
オーガニック認定は2017年。
元々100%手摘みで収穫時間は夜中の1時から朝8時までと決められている。
酵母も自生酵母のみで完全なプロヴァンスの100%テロワールワインがルービンヌの長年成し遂げてきた拘り。
そのこだわりや丁寧さ、優しさがそのままワインの個性になっている。
2005年、クリュ・クラッセ会のワイナリー連合は、エコロジー、醸造学、醸造法に関するコミットメントに署名しています。
CHATEAU ROUBINE
- シャトー・ルービンヌ -
リヨン&ドラゴン ブラン クリュ・クラッセ オーガニック
LION&DRAGON Blanc AOP Côtes de Provence CRU CLASSÉ
品種:セミヨン主体、ロール
フレンチオーク樽内発酵、8ヵ月間シュールリー熟成。
肉厚の要素を持つセミヨン主体のプロヴァンスはシャトー・ルービンヌだけだろう。
リヨン&ドラゴン ルージュ クリュ・クラッセ オーガニック
LION&DRAGON Rouge AOP Côtes de Provence CRU CLASSÉ
品種:カベルネ・ソーヴィニョン主体、シラー
12か月間樽熟成
プロヴァンスでカベルネ・ソーヴィニョン主体ワインは聞いたことが無い。
この他の赤は、ほとんどがグルナッシュ、サンソー。
プロヴァンスのテロワールと秀逸カベルネ・ソーヴィニョンの素晴らしい融合ワインは、オンリーワンワインと言える。